今日は金融界を長きに渡って見続けてきたおじちゃんから新社会人へのアドバイスをいただいた。胸にくるものがあったので感動を忘れないうちに書き記しておこうと思う。
各方面への事情を鑑み、かなり一般化してある。また一般化に当たっては、自分が普段考えていることを混ぜながら書いているので了解されたい。
仕事について
・「お客様のお客様」を考える
例えば取引先が大企業であれば、案件の担当者が自分にとってのお客様である。しかし、そのお客様だってサラリーマン、すなわち雇われて上司のもとで働いているわけだ。そんなお客様は上司に対して自分が抱えているプロジェクトについて説明しなければならない。つまりこの場合、「お客様のお客様」とは「お客様の上司」である。
ならば自分はどのように行動すればお客様と良い関係を築けるだろうか?それには、お客様が上司を説得できるストーリー、理由付けを描けばよい。相手の脳の状態を考えることが関係構築に繋がり、自分の身を助けることになる。
金融・経済の勉強について
・なぜやるのか?
将来本部で相手にするお客様は日夜勉強している。その方々に有益な情報を提供しなければ相手にしてもらえない。
体力もあり失敗も許される若手のうちはよいが、年齢を重ねるとそれまで勉強する時間があった分評価は厳しくなる。
特に役員は外に出て会合を行う立場であるから、こうした能力は不可欠である。
・どうやるのか?
アウトプット。やり方は二種類あり、「書く」と、「話す」。
「書く」→レジュメ作り。これは、と思う新書のあらすじを構成を意識しながらまとめる。(1)、イ、ロ、ハとやっていく。必ずしも完全な文章の形で書く必要はない。
「話す」→何人かで特定の本を2週間ほどかけて読み、その後不明点を議論
・どの時代の経済も完璧に説明できる理論など存在しない
学生時代は近代経済学中心で高尚なことをやった気分になるが、現実の経済はそう簡単に説明できない。
※脱線
この話で私はケインズを思い出した。ケインズは、どの時代の経済も完全に説明できるモデルを構築しようとしたのではなく、当時の大恐慌に対して1回きりでもよいから解決策を提示しようと理論を展開したと言われている。(『経済数学の直観的方法』に書いてあった気が...)
これは一見その場凌ぎの考え方にも思われる。しかし、経済は所詮人間の活動に過ぎない。ケインズの姿勢は、壮大な理論を打ち立てるよりも遥かに経済や人間に対して真摯な姿勢なのかもしれない。
趣味について
・引き出しを作る
たった22年しか生きていないのだから、「やったことがない」と尻込みしたり先入観を持ったりするのはもったいなさすぎる。若い時に作った引き出しは必ず人生を豊かにする。
話を受けて
人生の先達に激励され、自分の中で消えそうだった炎がまた灯されるのを感じた。
でもまああまり張り切りすぎるのもよくないので、
・二週間に一冊経済系の本を読み、レジュメ作成(できれば毎週にしたい...)
・週に一回は体を動かす(テニス、ジム)
この二点を意識して活動していきたいな。
レジュメの方はできればここに上げていきます、できればですが...
息切れしないようにつらつらやっていきましょう。
最近Dinosaur Jr. が自分の中でキテいるので貼っておきます。イエーイ。