きぽニズム

きぽんという人が書いています。きぽんキポンkipon

内部管理責任者のテキストと勉強法

今回は内部管理責任者(略して 内管 "ないかん")のテキストと勉強法です。
外務員と比べてマイナーな資格なので、勉強法が書いてあるページが少なかった気がします。このエントリを書く意味もあるというものですね。

では参りましょう。

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証券外務員一種のテキストと勉強法

この春に証券外務員一種と内部管理責任者の資格を取得しました。
外務員の勉強法なんてググれば沢山出てくるんですけど、折角受かったんでちょこっと書いておくことにします。今回は一種外務員です。

 

一応このエントリでは、「単に試験に受かるだけでなく、内容をある程度頭に入れる」レベルを目指すことにします。
なんでそのレベルを目指すかというと、私が心配性だからです。


外務員って後述する通り難しくない試験で内容あんまりよくわからなくてもさらっと受かってしまうのですが、私は心配性で「ここの問題の出し方が変わってもちゃんと解けるかな...」とか思ってしまうので、ある程度内容を理解しておきたいのです。

 

なかなか自分のやり方以外のことを説明するのは難しいので、私が心配性であることに基づき、網羅的に内容を把握することを意識した勉強法になっています。ご承知おきください...

 

それでは参りましょう。

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【読書録02】『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』村上春樹

読書録2本目です。今回は言わずと知れた名作家、村上春樹のインタビュー集です。

 

 

村上作品はそこそこ好きで『海辺のカフカ』や『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』なんかは楽しく読んだ記憶があります。

あの「著者のメッセージがなんともよくわからない感じ」について賛否両論はあるのでしょうが、純粋に「次に何が起こるのだろう」という楽しみで読めるところが村上作品の良いところだと思います。
まあわかりやすい教訓を得たいなら自己啓発書を読めば済むわけで、小説の魅力は解釈の多義性そのものにありますよね。

ではいきましょう。

 

 

【概説】インタビュー集

村上春樹が自身が受けたインタビューをまとめた「インタビュー集」。海外のインタビューが多い。
・どのように小説を書いているのか、村上春樹が影響を受けた小説などが書かれている。

 

【注意点・読み方】作品の解釈本ではない

・作品の解釈(「○○という小説の主人公のあの行動はこれのメタファーなんですよ」みたいな)を話した本ではない。
・なので村上作品の意味が知りたい!って人には向いていない。
・見た目ほど内容は厚くない。それぞれが独立したインタビューのまとめ本なので、同じことが何回も書いてあったりする。
・全然気を張らずにさらっと読める!

 

【効用】村上春樹のルーツと小説に向かう姿勢

村上春樹のルーツがわかる。一人っ子だったこと、海外文学を読み漁ったこと、大学卒業後はジャズクラブの経営で肉体労働に明け暮れたこと...
村上春樹が小説を書く上での姿勢がわかる。これについては次で詳述。

 

【感想】村上春樹に学ぶ仕事論

このインタビュー集から学べる最も大きいことは、「人生において何事かを成し遂げるには何が必要か?」ということだと思う。要は仕事論だ。それを3点に絞ってまとめてみた。

 

 ①何かを始めるのに遅すぎるということはない。

私は村上春樹は学生時代から小説を書いていたのだと思っていたが、実際に小説を書き始めたのは29歳の時だったそうだ。
(大学卒業後は就職せず、ジャズクラブを経営していた。)もちろんそれまでに彼は沢山の小説に親しんでいたし、小説を書くことの才能はあったのかもしれない。
しかし、小説を読む力と書く力は別のものであるし、実際に書いてみなければ才能があるかどうかなんてわからないだろう。
自分の感性に正直に、タイミングをものにすることの大切さを学ぶことができる。

 

 ②タフな体を持て。

村上春樹は小説を書く時、毎日4時頃に起き、4~5時間ものを書き、その後は10kmほど走りに出かける。
小説を書くことは体力を使わないイメージがある。しかし、小説を書くことは「自分の心の中の毒に向き合う」作業であるため、その毒を処理するために
強靭な肉体が必要なのだと彼は言う。
ちなみに私も社会人になってデスクワークのきつさに気付いた。体を動かさない仕事というのは生き物の原理に反しているし、危険なのだ。
普段体を動かさない人間ほど、タフな体が必要だ。

 

 ③自分なりの目的意識を持ち行動しろ。

村上春樹は小説を書くにあたっていくつかの目的意識を持っている。
例えば、彼はドストエフスキーカラマーゾフの兄弟』のような、とにかく長い、重い作品を書きたいと思っている。(彼はそれを「総合小説」と呼んでいる。)
そしてそのために、短編、中編、長編と異なる長さの小説を書いていろいろな技術を身に着けているのだ。

また、個々の小説を書くにあたっても、手法上の課題をいくつか設けるという。
例えば、彼は一人称視点の物語で小説の書き方を学んできたので、三人称でものを書くことに慣れていなかったという。
しかし、これは長く重い「総合小説」を書く際に足枷になる。
そこで、『ノルウェイの森』では、「三人で話すシーンを沢山入れる」、『ねじまき鳥クロニクル』では「語りや手紙など色々な視点を盛り込む」など、一人称の限界を克服するために課題を立ててきた。
そして、短編集『神の子どもたちはみな踊る』で完全な三人称の小説を書けるまでになっていく。

このように、自分の達成したいゴールに向けてやるべきことを一つ一つやっていくことが、偉大な仕事をする上で大切なことなのだ。

 

今回はこんな感じになりました。村上春樹ってマジでタフな作家なんだなってのが全編通しての印象です。私も彼にとっての小説みたいなものを見つけたいなと思いますね。

【読書録01】『真説 経済・金融の仕組み』横山昭雄

7月も中盤になってきましたが、とうとう重い腰を上げて読書録を書くことにしました。記念すべき最初の一冊は『真説 経済・金融の仕組み』。日銀出身の横山氏による名著です。

 

真説 経済・金融の仕組み 最近の政策論議、ここがオカシイ

真説 経済・金融の仕組み 最近の政策論議、ここがオカシイ

 

 

社会人になってから、仕事柄金融事情に詳しくなる必要があるため色々な本を手に取ってみました。でもちょっとした新書でもクソ難しいのなんのって...(翁さんの新書とかとっつきやすそうななりをしてむずい...いや、いい本ですが)

しかしこの本はちょっと経済学をかじったくらいの人ならさらっとはわかるように書かれていると思います。ではではどうぞ!

 

 

【概説】金融政策を簿記で分析

アベノミクスの下での日銀の金融政策について、企業行動と銀行行動を通して批判的に分析した超良書。銀行行動を複式簿記の考え方を使ってわかりやすくモデリングしている。マクロ経済理論では「金融政策を通して個々の金融機関がどのように行動するか(制度上どのように行動せざるを得ないか)」という部分が捨象されている。この本は制度を無視して経済政策を論じることの危うさを教えてくれる。

 

【難易度・読み方】第3章~第5章を読め!

・タイトルだけ見ると経済の基礎本に思えるが、中身は金融政策。
・学部中級レベル。授業でしっかりマクロをやった人ならすっと入っていける。
グラフが全く出てこない!ISLMナンジャラホイって人でも大丈夫。
・そのかわり複式簿記の知識が必要(3級かじったことある程度で可)
・文体に独特のノリがあるので読みにくさを感じる人もいるかも(私はむしろ好き)
・この本の真髄は第3章~第5章。学部初級レベルのマクロがわかる人は第1章、第2章は飛ばしてもいいかも。第7章は勇ましい言葉ばかり並んでいて正直雑なところもある。

 

【効用】金融政策がわかる

・制度を理解することの大切さ、合成の誤謬の恐ろしさに気づける
・日銀の金融政策についてもっともらしく批判できるようになる

 

【構成】金融政策は対症療法だ

〈〉内は筆者の感想ないし疑問点

・第1章、第2章:実体経済

→デフレは純粋に貨幣的な現象ではない。人口減少、高齢化により日本経済の実力はダウン、低圧成長期に入ってきている。


・第3章~第5章:金融政策

第3章
①銀行券の発行量は消費者が現ナマを需要することにより増加するのであって日銀は操作できない。日銀が働きかけられるのは準備預金のみ
②マクロ的には銀行が貸出をするから預金が生まれる。貸出とは無関係な「本源的預金」なるものはそもそも存在しない。
〈この点について「信用創造」という言葉の意味もよく言われる「預かったお金の一部が貸し出され~」型ではなくフリードマンの「銀行員のペンから預金が生まれる」型ではないのかと思う次第、今度丁寧に書きたい〉
③銀行も利益極大化行動をとっている
マネーストックは、企業の資金需要と銀行の与信行動とが見合ったところで供給される

 

第4章
①(単純化したモデルでは)ベースマネーの供給は中央銀行による供給を待つほかない
〈ここあんまりピンときていない、具体的にどのようなオペレーションによって(今なら国債の買い入れか?)準備預金が供給されるのか〉
マネーストックベースマネーの量を決める(中銀はbMレートを決める)
(bM供給の操作→bMレートの変動→一般長短金利に波及→収益動機に基づく銀行・企業行動の変化→MS量の変化→bM需要量の変化→bM供給量の変化 という波及過程)
③フィッシャー方程式(MS×V=P×Y)は因果式ではなく事後的な恒等式に過ぎない
④2000年代前半のデータから見るに、bM↑だがMS↓
⑤金融政策は緩和期には効きづらい、日本は低圧経済下にある
⇒単純化したモデルで金融政策の波及過程と限界がわかる

 

第5章
①銀行券発行増は金融引き締め要因
国債の銀行による引受は対政府与信でありMS増を生む
〈よくわかってない、銀行の日銀当座預金国債に変わるだけでB/Sの大きさは変わらないんじゃないかと思うのだけど…その後政府支出で政府預金が取り崩されて、日銀当座預金に移動してMS増ならまだわかるがそれは対政府与信といえるのか?〉
③証券会社、保険会社などは「信用媒介機構」、マネーストックの増大には寄与しない
④信用秩序の維持(システミックリスク対策・マクロプルーデンス)も大切
⇒銀行券要因・財政要因・信用媒介機構を導入してもモデルの含意は同じ

 

・第6章、第7章:現行政策の批判、根本的解決策

→金融政策はその場の景気浮揚策であり低圧成長期に入った日本経済には効果がない。異次元緩和の諸問題(リフレ派の矛盾、銀行のリスクテイク意欲減退、財政規律、資産価格バブル etc. etc. )がつらつら。根本的解決策は人口減少への対応、生産性向上、財政の持続可能性etc. etc….

 

 

とりあえずこんな感じで書いてみました(構成のところは端折りすぎててワカランかもしれないが半備忘録・半書評という位置づけでやっていくのでご参考までにという感じで)

やっぱりまとめると本の内容が整理されていいですね!今後もなるたけやっていきます。。

「自信 つける 方法」で検索する前に ~「自信がない」という状態は論理的にあり得ない~

なんだこの三流精神科医のブログ記事みたいなタイトル。お恥ずかしい。

まあでもちょっと面白い視点なのでご笑覧ください。

 

世の中にはとにかく「自信のない人」が結構いると思います。

何を隠そう私自身もどちらかというとそっち側の人間です。

 

なんと逆説的な話だと思うかもしれませんが、私は「自信がないという状態は論理的にあり得ないのではないか」と思い至りました。

 

ここで、「自信がない」とは、「何事にも自信がない」とか、「自分は何をやってもうまくいく気がしない」という、「漠然とした自信のなさ」を指すことにします。

 

しかし、こういった「漠然とした自信のなさ」を抱えている人は、ある一点に関しては絶対的な自信を持っていると言えます。


その一点とは、「自分の判断力」です。より詳しく言えば「自分の精神状態を正確に判断する力」です。

 
「自信がない」とは、よりくどく考えると「自分の中に何らかの精神状態が生まれ、自分はそれを自信がない状態だと判断した」と言えるのではないでしょうか。

 

つまり自分(心の動き)に対して何らかの判断を下しているわけです。


しかし、「何事にも自信がない」の「何事」には、(なにせ何事ですから)「自分の判断力」も含まれます。

よって、「何事にも自信がない」ことは、論理的にあり得ないのです。


なんだかこどもだましみたいな背理法ですが、ある程度筋は通っているのではないでしょうか。

「何事にも自信がない」皆さん、今度からは「自分の判断力以外には自信がない」

と表現するようにしましょう!!(おわり!)

金融界のおじちゃんから、新社会人に向けてのメッセージ。

今日は金融界を長きに渡って見続けてきたおじちゃんから新社会人へのアドバイスをいただいた。胸にくるものがあったので感動を忘れないうちに書き記しておこうと思う。

各方面への事情を鑑み、かなり一般化してある。また一般化に当たっては、自分が普段考えていることを混ぜながら書いているので了解されたい。

 

 

仕事について

・「お客様のお客様」を考える

例えば取引先が大企業であれば、案件の担当者が自分にとってのお客様である。しかし、そのお客様だってサラリーマン、すなわち雇われて上司のもとで働いているわけだ。そんなお客様は上司に対して自分が抱えているプロジェクトについて説明しなければならない。つまりこの場合、「お客様のお客様」とは「お客様の上司」である。

ならば自分はどのように行動すればお客様と良い関係を築けるだろうか?それには、お客様が上司を説得できるストーリー、理由付けを描けばよい。相手の脳の状態を考えることが関係構築に繋がり、自分の身を助けることになる。

 

金融・経済の勉強について

・なぜやるのか?
将来本部で相手にするお客様は日夜勉強している。その方々に有益な情報を提供しなければ相手にしてもらえない。

体力もあり失敗も許される若手のうちはよいが、年齢を重ねるとそれまで勉強する時間があった分評価は厳しくなる。

特に役員は外に出て会合を行う立場であるから、こうした能力は不可欠である。

 

・どうやるのか?

アウトプット。やり方は二種類あり、「書く」と、「話す」。
「書く」→レジュメ作り。これは、と思う新書のあらすじを構成を意識しながらまとめる。(1)、イ、ロ、ハとやっていく。必ずしも完全な文章の形で書く必要はない。
「話す」→何人かで特定の本を2週間ほどかけて読み、その後不明点を議論

 

・どの時代の経済も完璧に説明できる理論など存在しない
学生時代は近代経済学中心で高尚なことをやった気分になるが、現実の経済はそう簡単に説明できない。

 

※脱線
この話で私はケインズを思い出した。ケインズは、どの時代の経済も完全に説明できるモデルを構築しようとしたのではなく、当時の大恐慌に対して1回きりでもよいから解決策を提示しようと理論を展開したと言われている。(『経済数学の直観的方法』に書いてあった気が...)
これは一見その場凌ぎの考え方にも思われる。しかし、経済は所詮人間の活動に過ぎない。ケインズの姿勢は、壮大な理論を打ち立てるよりも遥かに経済や人間に対して真摯な姿勢なのかもしれない。

経済数学の直観的方法 マクロ経済学編 (ブルーバックス)

経済数学の直観的方法 マクロ経済学編 (ブルーバックス)

 

 

趣味について

・引き出しを作る

たった22年しか生きていないのだから、「やったことがない」と尻込みしたり先入観を持ったりするのはもったいなさすぎる。若い時に作った引き出しは必ず人生を豊かにする。

 

話を受けて

人生の先達に激励され、自分の中で消えそうだった炎がまた灯されるのを感じた。

でもまああまり張り切りすぎるのもよくないので、

・二週間に一冊経済系の本を読み、レジュメ作成(できれば毎週にしたい...)
・週に一回は体を動かす(テニス、ジム)

この二点を意識して活動していきたいな。

レジュメの方はできればここに上げていきます、できればですが...

息切れしないようにつらつらやっていきましょう。

 

最近Dinosaur Jr. が自分の中でキテいるので貼っておきます。イエーイ。

www.youtube.com

大学時代に聞いておきたい音楽【マイナーなバンド編】

スカしたタイトルですが、私が大学時代に聞いて「アッ、ええなァ...青春だなァ...」と感じた音楽をひたすら貼っていくエントリです。まずはマイナーバンド編。「それはマイナーじゃない」といったご意見もあるかと思いますが大目に見てやってください。

 

THE PINBALLS

www.youtube.com

文句なしにボーカルがかっこいい。高校時代にブランキーをよく聞いていたので余計に沁みます。

 

Helsinki Lambda Club

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PVはふざけてますが音楽は本物です。大学2年の時に見つけていたので、最近有名になってきて嬉しい。

 

The Whoops

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湘南新宿ラインのテーマ」なんて、B級感が最高じゃないですか。これを聞きながら青春18きっぷで旅行がしたくなる一曲。

 

ミツメ

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友人から勧められて聞いたバンド。PVの昭和感がすごい。こんな時代に生きたことはないんだけれど、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれる良曲。

 

ナードマグネット

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PVでは、メンバーが有名な洋楽ロックバンドのジャケットを1枚ずつ再現していきます。こんなに歌詞や音楽が実直なバンドは最近なかなか見ない気がします。自然体でカッコつけてないところがカッコいい。

 

never young beach

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youtubeの再生回数が100万回を超えててビビりました。やっぱり声が素敵。高い声全盛の世の中なので是非バンバン売れてほしい。

 

And Summer Club

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大変失礼ながらビジュアルの破壊力が強すぎる。しかしそれを上回る轟音。こういうやつらの音楽が聴きたいんですよね...

 

マイナーバンド編は以上になります。このページを見てくれた方、ぜひぜひ聞いてみてくださいね!